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私の好きと貴方の好き

第1章 EPISODE0 *ここから始まる


「では今から『あなたと一緒なら…』のオーディションを始めます」
その言葉を聞くと楽屋の空気が一気に変わって緊張感が漂ってきた
私はその空気を感じてさらに緊張しているとゆうさんが声をかけてくれた
ゆ「大丈夫だよ!この前のアニメのオーディションの時みたいに堂々としてたら!」
私はついこの前のレギュラーで出演していたアニメのことを思い浮かべた
あの時のオーディションでは満場一致で私が合格した
その時にどうしても気になって何が合格のきっかけになったのか聞いてみた
本当は教えてくれないみたいだけど特別に教えてくれた

監督「周りが緊張してあまり声が出なかったり自分の実力を発揮出来なかったりしていたのに島田さんだけは演技力はともかく堂々と演技していたから」

私はそれを聞いて嬉しくて涙が出た

そんなことを思いだして私は気合を入れた
そうだ!私は堂々していたからあのアニメに合格したんだ!

貴「はい!私、絶対ゆうさんに負けませんから!」
ゆ「私だってしまたんに負けないよ?」

そんな会話をしていると、ガチャッと楽屋の扉が開いた
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