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君と私と(非)日常
第12章 君と私と愛の鍵①
『うぅ………っ。』
翌朝起きると体がだるくて重くて、ついでに腰が痛かった。
ぼんやり夢の内容が頭にチラつくが、何をしたのかまではよく覚えていない。
記憶にあるのは汗ばんだ肌と誰かの体温だけだった。
それが何を意味するのか、何となく分かるけど……少しずつ消えていく回想からして、ご飯を食べ終わる頃にはすっかり跡形もなく忘れてしまうはずだ。
私は少し名残惜しく感じながら、シャワールームに入った。
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