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【アドルフ】レインハード【テラフォーマーズ】

第2章 アドルフ・ラインハルト


あの爆発からしばらくして


私は吹き飛んだ体の一部から
どんどん体を再生していった

その過程で

アドルフの細胞も取り込んでいたらしい

爆発寸前までアドルフを抱きしめていた為だろう


そして完璧に体を再生したは
アドルフの細胞の影響で

アドルフのデンキウナギの能力も
使えるようになった

らしい。

プラナリア+デンキウナギ

その力は相当のものらしく

以前のように自由に生活することは
できなくなった

ほぼU-NASAで飼われている状態だ

もちろん、子どもも一緒に。

外出時には必ずボディーガードがつく。


色んな国が私の力を欲しがっているからだと
そう言われた


「ママは僕が守るんだ!」


毎日そんなことを言っては
近づくボディーガードすら攻撃してしまう我が子…

この子は私のプラナリアの力はないみたいで
アドルフくんのデンキウナギの力を受け継いでいた

しかも薬なしで力を使える…

この子も、非常に珍しい力を持ってしまった

親子揃って国に狙われる私たち

でも、頼もしいよこの子は。

あなたに似て優しくて強い子に育った。

どんどん顔もそっくりになっていく。


本当に愛しい。


私はこの子を守るためだけに生きる

アドルフくん、安心して
私、必ず守ってみせるから。




「ねぇ、ママ?」

「なぁに?」

「今日もロオル?キャベツ?作ってくれる?」

「ふふ、また食べるの〜?」

「だっておいしいもん!」

「ほんとパパにそっくりね
じゃあ、お手伝いしてくれる?」

「うん!」

























アドルフくん。

私を助けてくれてありがとう
守ってくれてありがとう

出会ってくれてありがとう

たくさんの愛をありがとう

あの時、あなたを最期まで
抱きしめていてよかった

アドルフくんは私の体の中で
生きているよ

ずっと、一緒

そう思うと体が温かくなるよ

あなたが
生きている証

さみしくないよ

今度からは
ずっとアドルフくんが
そばにいてくれるから

頑張れる。








ありがとう。



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