第17章 Let's Go海水浴6~オール~
幸村がきょとんとしている
「自分で身を守る?って?」
「あぁ、幸村、勝者への褒美は、リオの口付けだそうだ」
にやりと、笑い、謙信が政宗に視線を投げた
やっぱり聞こえてたんだ、と、
政宗と家康が三成を睨むが
三成自身はどこ吹く風。
「ほぅ、自信があるようだな、リオ良いだろう、お前の参加を認めてやろう」
くくっと信長が笑った。
「でも、佐助よ、それで良いのか?お前も天女からの褒美が欲しいだろう?」
信玄にそう言われ
ぐっと佐助は言葉を詰まらせた
「信玄様、皆を騙して連れてきたのは、私と、佐助君です、それの代償として、私はこの水着を着る事を強いられました。私だけ罰を受けるのは、可笑しいでしょ?」
にっこりと、微笑みながら、そう告げるリオ
「同じ組で、あいつらが勝っても、佐助には口付け無しって話になってるんだな、あれは」
こそこそと、幸村が耳打ちする
「儚いだけの、天女では無いなぁ、強気な所も、また可愛いが」
ふふっと、笑い、信玄が呟いた。
かくして、勝者チームへは
リオからの口付けとゆう
ご褒美を賭けた、男達の熱い戦いが始まった