第51章 Do not get tired of~R18~
「何で寝たフリなんてしてたんですか?」
何時もならそんな小細工みたいな事、する人じゃないのに
そう思い
素直に疑問をぶつけてみる
「色んな顔のリオが見たくなってな」
長い指先で私の髪を弄ぶ様に撫でながら
ふっと優しい瞳でそう告げる謙信様
「恥じる姿も、俺を見つめる優しい瞳も、艶やかに艶めく姿も、全てが俺を刺激して飽きさせぬ...」
と、そこまで言うと
謙信様がふと難しい顔をして、押し黙った。
「謙信様?」
不思議に思い瞳を覗き込めば
ふっと口元を緩め
「飽きるなどの言葉、相応しく無いな」
額にちゅっと、口付けを落とされた。
「生涯俺はリオ。お前に夢中だ」
優しく抱き締められ
甘く囁かれる。
離れる事などあり得ない
何時までもこのまま、二人で共に.........
後日
「『飽きる』この言葉を発したモノは死刑」
なんて言う使用禁止令を発令しようとする
謙信様を必死に止めた佐助君とリオでした。
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