第49章 海水浴Another~オールⅡ~
はなからそうするつもりであったのか、思いっきり引っ張られた彼女の体は、簡単に湯の中に。
「ちょっ!光秀さんっっ!」
咎めようと、顔を上げれば、やけに近い場所から、信長の声がする
視線を下げれば
「随分と積極的だなリオ」
信長の膝の上、跨がる様に馬乗りになり、自分の胸に顔を埋めている信長が上目にこちらを見ていた
「あっ!や、ごめっ......ひゃんっ」
かぁっと頬を染め離れようとするも、ぐっと腰を引き寄せられ、谷間をちゅっときつく吸われ、思わず恥ずかしい声を漏らすリオ
「ふざけるのも大概にしろ」
怒りを露にした謙信が、信長からリオを引き離し、今度は自分の膝の上に座らせた
背後から抱き締められる様に回された腕
振り向いて
「けっ謙信様っ」
異論を唱えようとするも、思いの他すぐ近くにある、顔に動きが止まる