第35章 Monarch~信長~※18※
くったりと力無く支えられた体を
そっと優しく褥に横たわらせられ
着物の袷から、手を差し込められた
とくとくと、自分でも分かる程
心臓が早鐘を打っている
「口付けだけだぞ、まだ」
添えるだけの手で、私の鼓動を確認した
信長様がにやりと笑う
もっともっと、乱して欲しい
もっともっと自分にも溺れて欲しい
自らの浴衣の帯をするすると外し
添えられているだけの手の上から
自分の手を添え、やわやわと動かした
「可愛い奴よ」
そんな様子を見ていた信長様が
自らの意思で指を動かし始めた
既に固く尖った両の先端を
くりくりとつまみ上げられ刺激されれば
ああっとはしたなく
声が漏れる
つまんだまま、親指できゅっと
刺激されれば
びくんと体が跳ねる
「素直で良い反応だ」