第25章 Get drunk in love~信玄~※R18※
暫くそのまま、抱き合ったまま
お互いに体を預けあっていたが
胸元でううう、と小さく唸るリオ
「どうした?愛しい姫君」
顔を見れば、恥ずかしそうな困った顔
「信玄様に...自分の力だけで気持ち良くなって貰おうと思ってたのに......結局信玄様に気持ち良くされちゃって.........うー......」
その姿と言葉を聞き
ぷはっと、思わず信玄が声を上げる
「真剣に考えたんですよ!笑うなんて.....」
ぷぅっと膨れるリオの額に
優しく口付けを落とし
「全く、君は可愛らし過ぎるな、ただ、それはとても危険な事だよ姫」
リオの体の中で
また再び熱を持つ信玄自身
「あっ.....」
「ほらね。可愛い君を、まだまだ愛したりない様だ」
青くたゆたう水面に写る
重なりあう二つの影
二人の長い夜は、まだまだこれから......