第7章 君が唄うラブソング ※【月島蛍】

あまりにもキモチイイ奈々子さんの中。
僕をキュウッと締め付けて、あったかくて。
堪らず腰を揺らせば、すぐに届く喘ぎ声。


「あっ、ん、スゴ…、はぁっ…！」


「奈々子、さん…」


「んん、けぇ、く…んっ、」


ゆるゆる出し入れを繰り返しながら、濃厚なキスを交わす。


絶え間なく、湿った音が室内を満たしていた。
舌と舌とが互いの口内を行き来し、遂に繋がった結合部はまぐわい特有のチュプチュプとした響きを繰り返す。


二つの体が混ざっていくみたいだ。
"ひとつになる" ってうってつけの表現だと思えるくらい、今、僕たち蕩けきってる。
もっと言えば奈々子さんの表情も声も蕩けきっていて、僕の欲望はますます露になってしまう。


されるがままの奈々子さんも可愛いけど。
僕、イジワルするの好きだから。
奈々子さん、今度は自分で気持ち良くなってよね？


細い腕を掴みグイッと起こして、僕はそのまま仰向けに寝そべる。
つまり奈々子さんは今、繋がった状態で僕に跨がってるってこと。


「奈々子さん、好きに動いて」

「好きに…」

「うん。気持ちよくなっちゃっていいよ？ "僕の" 使って」

あえて動いてあげない。
攻められて気持ちよくなってるとこだけじゃなくて、奈々子さんが自分から気持ちよくなりに行く姿が見たい。


「…っ、恥ずかしいよ…」

「もう一番最初に恥ずかしい場所見せたじゃん？凄いエロかったなー。愛液で濡れてて、僕が指入れたらヒクヒクし出して、ぐちゅぐちゅ音立てて…」

「やだぁ！そんな振り返らないで！」

「ほら。もう一番恥ずかしいこと、済んじゃったでしょ？淫らな奈々子さん、全部僕に見せてよ」

「……うん」


最初は控えめな動きで、奈々子さんの腰が揺れ動く。

「んんっ、」

いいね、感じてる。

少しずつ、でも確実に大きく。そして角度をつけて震える腰。
恥ずかしげに内股に跨がっていた脚はだんだんと大胆に開かれ、繋がってる様子がハッキリと映し出されてしまう。