第6章 マイ・スイートハート ※【赤葦京治 続編】
その表情を見て安堵する。
嬉しい…感じてくれてるんだ…。
もっと気持ちよくなって欲しくて、手の動きを加えつつ、さっきより気持ち強めに口内で圧迫する。
でも、力加減なんてよくわからなくて。
痛くないかな…。
「汐里…、ちょ…、待って…」
苦悶するような京治さんの声に、慌ててそこから唇を離した。
「…痛い?」
「ううん…ヤバ…」
「え?」
「出そう、ってこと…」
「……」
私でもちゃんと、気持ちよくしてあげられてた?よかった…。
「じゃあ、もうちょっと…」
「いや、もう十分」
京治さんの手が、私の腰を引き寄せる。
「そろそろ限界なんだけど。シていい?」
そんなの、聞かれるまでもない。
あなたの快感が、私の快感に繋がるんだから。
コクコク頷いて、目の前の体に抱きついた。
頭に手を添えながら、そっとベッドへ寝かされる。
そんな丁寧に扱わなくたって、平気なのに。
今何度も重なる唇だって、私を愛してくれて、体も心もほぐしてくれている証拠。
京治さんがくれるもの全部、私への優しさで溢れている―――。
枕元にある、小さな四角い袋。
手早くそれを着けた京治さんの体が上から重なった。
足を開かされ、渇きなんて忘れた場所に、京治さんの固い熱が…
「は…、んんっ」
挿入されるのかと思いきや、緩く擦るだけ。
「けい、じ…、さん?」
「汐里、またヤラシイ顔」
「だって…」
「音も、凄いよ」
そそり立ったソレが行き来するたび、くちゅっ、くちゅっ、と湿った音が響く。
「や、ん…、そんな、擦っちゃ、や、あっ…はぁ…」
「いい声。もっと当ててみる?」
少しずらし、秘部の上の膨らみを擦って擦って…、擦るだけ…。
「なんっ、で…、けぃ、じさ…限界って…、さっき…」
「うん。でも汐里のその顔、めっちゃそそるから。焦らしちゃおうかなって」
えぇ…?ここに来て、そんなプレイ…?
「気持ちいいだろ?これも」
「…っ、うっん…」
確かに気持ちいいよ?
でも、でも…