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フォンダン・ショコラ【ハイキュー!!】

第2章 この腕の中の君 ※【黒尾鉄朗 続編】



俺の言葉を噛み砕いているのか、梨央は黙り込んだ。
それから何度も首を横に振り、上擦った声を出す。


「そんな…できないよ……」

「俺、お湯浸かりすぎて逆上せそうなんだよね」

「……」

「でも梨央、ココ相当疼いてんだろ?」

「……うん」


もうひと押しで、梨央は確実にココに手を伸ばす。
散々感じさせたくせに、肝心の部分は弄ってねぇからな。
刺激が欲しくて堪らないはず。

指で広げて確かめると、中は膨れ、クリトリスも固く主張してる。
愛液で光って滑って、何とも淫猥だ。


「ほら、触ってみ?」


梨央の手を取り、秘部へ導いた。
その細い指先が、控え目に腟口をなぞる。


「ん…、ぁ」


漏れる声が気持ち良さそうだ。

躊躇うなよ。
もっと見たい。

「指すぐ入っちゃうぞ、それ」

「や…てっちゃん、恥ずかしいよ…」

俺は浸かっていた湯船から立ち上がり、梨央と反対側の縁に座る。

「マジで今熱いから。俺もちょっと涼まねぇとさ。俺が涼み終わるまで、我慢できる?」

「んんっ、……できない…」

「だろ?自分でしてみろって」

ゆらゆら控え目に揺らしていた指先。
それを、爪が隠れるくらいまでナカへ侵入させた。

「あ…」

「ほらな。入っちゃうだろ?もっと入れてみろよ」

「ん…」

俺の言うとおり、人さし指をくぷっと埋めていく。

切なそうな顔。
乱れた息づかい。

もっと掻き回したいだろうに、俺の視線が気になってそうできないらしい。

しょうがねぇな…。

自分の意志でしようとするから、背徳感があるんだよな?
そんなら、"俺の言うことを聞いてやってる"って前提なら、どうだ?


「梨央。俺の言うとおりにしてみて?」

「え…?」

「それ、俺の指だと思ってさ」


俺も梨央には甘いな。


梨央はゆっくりと大きく肩で息をしながら、黙って頷いた。



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