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フォンダン・ショコラ【ハイキュー!!】

第2章 この腕の中の君 ※【黒尾鉄朗 続編】



「ほんっと…何してくれてんの?梨央チャンは…」

乱れた浴衣はそのままに、俺たちは頭を揃えて添い寝する。

「だって……目の前にあったから……」

「何だよソレ」

「でも、てっちゃんも気持ちよくなってくれたんだよね?」

「そりゃあ…な」

「こんな風に二人でイクの、初めてだよね…」


そう言われればそうだ。
同時に果てることがあるとすれば、それは二人繋がった状態の時だけ。


「何か……すごく刺激的だった」

「超エロかったもんな、梨央」

「もう…恥ずかしい…」

俺から目を逸らした梨央を引き寄せ、抱き締める。

「でもな…俺まだ足んねぇ」

「うん…。私も…もっと…」

「プッ…、今恥ずかしいって言わなかったか?」

「だって……欲しいもん……」

恥じらいを見せる梨央も、大胆な梨央も。
どっちだって俺の大切な梨央だ。


まだ欲しい。
今度は感じてる梨央の顔を、ちゃんと見たい。
果てる瞬間まで焼き付けたいんだ。
涙目で恍惚とした、至高の顔を。











「あ…んんっ!や…、そこぉ…!」

もう浴衣なんて着ている意味を為していない。
腰に巻き付いた帯が、体から離れていくのを阻んでいるだけ。


二人ともそう。
こんなに興奮が醒めないのは、きっと日常とは全く違うせいだ。
この浴衣も、畳に敷かれた布団も、梨央の酔いを誘った、あの冷酒も。
こんな梨央が…まだいたのか…。


「ん…っ、ああっ…てっちゃん!どうしよう…、すごい、すごいの…っ!」

「うん?」

上から覆い被さり、梨央の両足を高く上げ、激しく腰を打ち付ける。
ナカが熱い。
蕩けるようなソコは、まるで俺の肉棒すら溶かしてしまいそうだ。

「もぅ…、きもち、い、のが…っ、とまらない…」

「いいじゃん。止めんなよ…っ」

「きもち…っ、すごい……っ、てっちゃんっ、きもちいぃ…っ、きもち、いいよぉ…っ」


やべぇ…
快感に呑み込まれてこのまま失神しちまうんじゃねぇかってくらい、我を失ってる。



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