• テキストサイズ

フォンダン・ショコラ【ハイキュー!!】

第2章 この腕の中の君 ※【黒尾鉄朗 続編】




「すご…固い…ね」

ソコから少し顔を上げて、梨央の視線が俺に向けられた。

その姿は、堪らなく官能的。

一生懸命してくれたから、息が上がってる。
涙目になって、唇は艶やかに濡れて…。

心臓がドクンと鳴ったのを自覚した次の瞬間。

俺の勃ち上がったモノは、また温かな口内に包み込まれた。


まだ猶予があるなんて思ったのが甘かった。
これ……もう……


「梨央、も、いい…」

「ん?」

「出るっ……ちょ、マジで…」

梨央の体を引き剥がそうと、その肩に手を掛けた瞬間。
口内に含まれたソレが、一際強い圧迫感に支配される。

マジでヤバイ…!

俺は力任せに梨央をそこから突き放した。


「!?」


驚いた顔をして俺を眺める梨央が見える。

残された理性で、シーツを汚さないように自身を掴むと、腹の上に全てを吐き出した。


寸前で間に合った……


ワケではなくて。


梨央の唇から、俺の出したものが溢れている。


「わりぃ…!ちょっと遅かった!」


慌てて起き上がり、ベッドサイドのティッシュを取って、白濁が垂れる梨央の口元に手を伸ばす。


ところが、梨央は口角から流れ落ちるそれを自分の指で掬い、音を立てて舐め取った。
唇もペロッと舐めながら、俺を見つめてくる。



「気持ち…よかった?」



何だ、これ……。
確信する。
どんどん梨央に堕ちている…。
新たに知る梨央の顔が、いちいち俺のツボにハマッて。


もう絶対に…抜け出せない。



「…………最高に」



呆然としながら何とか声を出すと、小さく「嬉しい」と笑う。
俺が腹に吐き出した精液を、ゆったりとした動作で梨央が拭いてくれる。
そこでやっと我に返るまで、俺はただ、梨央の姿に釘付けだった。



/ 680ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp