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フォンダン・ショコラ【ハイキュー!!】

第1章 近くて遠い君 ※【黒尾鉄朗】



「や……だぁ……恥ずかし……」

思わず顔を背けた。
でもそこにはてっちゃんの顔が待ち構えていて、小さくキスされる。

「見ろって。俺たち、ひとつになってる。ほら。グロい俺のモノ、飲み込んでんだろ」

ゆっくり視線を鏡へと戻し、繋ぎ目を見る。

「……うん」

すごい……。
こんな風にして、繋がってるんだ……。


「そのまんま、感じて」


「きゃ…っ、ああっ……」


私を抱えこんだまま、てっちゃんは腰を揺さぶる。
初めての体位。
宙に浮かされた私の体は、てっちゃんに快感を委ねるしかなくて…。
こんな風に感じたこと、今までにない。

何より、目の前には欲にまみれた二人。
そぼ濡れる繋がった箇所。
はしたなく喘ぐ私の顔。
それをジッと眺めるてっちゃん。


おかしくならない訳がない。


「あぁあ…ッ……また、イッちゃ……はぁっ…!」


てっちゃんに抱えられたまま、私は腰をしならせて果ててしまった。





肩で息をする私の中から肉棒を抜くと、てっちゃんは私をベッドへ下ろしてくれた。


「もう…っ、すごい、エッチだよぉ……」

「すげーエッチな俺は、嫌い?」

「………好き…」

「梨央ちゃんも、充分エッチじゃん?」

からかうみたいにクスクス笑って、頬にちゅっ、とキスされる。

「てっちゃん……抱き合って、したい…」

「…俺も」

お互いに向き合いながら。
何か私ばっかり気持ちよくなってるから、今度はてっちゃんも、最後まで……ね?


熱を混ぜ合うみたいに、ギュッと抱き合う。
朦朧とするほど淫らなキスをして、呼吸を乱して、今までで一番甘美な瞬間を求めて高みに昇ってゆく。



もう、気持ちが溢れて止まらない―――。




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