第13章 灰の心
あー・・・疲れすぎて思考がおかしくなってるな・・・
最悪・・・。
【灰崎】
「──っしゃ!
はちィ、ダンク決めたからディープな方のキs」
『しません』
問題が多すぎて困る。
ったく・・・ダンク決めた度にボディタッチしてこようとすんな
【灰崎】
「・・・なぁ」
『ん、なに?』
壁に寄りかかって記録をとっていたところ、隣に灰崎くんが腰かけてきた。
そしてしゃがんだまま見上げてくる。
・・・くっ、なんか負けた気分だ
【灰崎】
「・・・・・・俺のこと、どう思ってんだ」
・・・・・・は?
『え?どうって・・・』
【灰崎】
「普通とかなしな。あと仲間として好き、とかも」
『ぐっ・・・』
答えようとしていた返答を拒否され、成す術がなくなる。
てか、いきなりどうした
すると、くいっと腕を引かれて彼の方へと倒れていく。
っ、やばっ・・・!!