• テキストサイズ

【黒子のバスケ】どうしようもなく好きだったから

第30章 紫のお菓子






───あの子は今日も買っていく




大きなカゴに、たくさんの飲み物を詰め込んで



華奢なのに、その小さな手で一生懸命もっていく





重そうなのに、嫌そうな顔ひとつしない


まるでこれが当たり前かのように








・・・あ、来た








必ずあの子は買っていく


お菓子である僕を





何故なのか分からないけど、必ず買っていくんだ



満面の笑みで、まるで誰かの幸せを思い浮かべているかのように






───その理由がなんなのか、僕は未だに分からない












/ 342ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp