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あなたにだけは囚われない!【R18】

第12章 なぁ、たまには慰めろよ…


「はぁ…はぁ…っ!」

足首が痛い…

2階からどうにか降りて祖父の家から出たまでは良かったけど…靴がない…
気付かれる前にここを離れなくちゃいけない…

この辺の土地勘が全くないから適当に走る

仁に電話したくてもスマホがない

幸いにもお金はあるからタクシーが使える…



タクシーに乗ると運転手に変な目で見られた
「お客さん?どこまで行きます?」

「あ、繁華街までお願いします…」

「…繁華街までですね…。少し時間かかりますよ。」

そして動き出す車…

流れる景色…もう辺りは真っ暗
時計は19時を指していた

18時には戻ると言ってしまったため、怒ってるんだろうなー…

「はぁ。」

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