第2章 新しい家族(2)
和「この家で間違いないんですか?」
智「…うん、住所は間違いない」
雅「なら行こっか」
俺達は潤の家の前でインターホンを押そうとしたその時・・・
「…家に何かご用ですか?」
突然後ろから声をかけられて振り向くと、スーツを着た男が立ってこっちの様子を伺っているようだった。
智「あ、えーっと…潤…くんに…」
「あー、潤の友達?どうぞ。あいつ多分中にいると思うから」
そういってその男は家の中に入って行った。
和「…智兄、今の誰?」
智「わかんねー。潤の友達かな?」
雅「・・・」
智「…雅紀?どうした?顔赤いぞ」
雅「えっ?あ、な…なんでもないよ!?は、早く入ろ!」
・・・何であんなにうろたえてんだ?
ちょっと気になりながらも、雅紀に続いて俺達も家に入って行った。