第96章 明けない闇、新たな光(2)
~雅紀side~
雅「おはよー」
潤「あ、おはよう雅紀兄さん。昨夜はありがとう」
雅「?昨夜って?」
潤「翔兄さんの側にいてくれたんでしょ?部屋に行ったら一緒に寝てたから」
あー…それか。潤が来たの気付かなかったな…
雅「声掛けてくれて良かったのに」
潤「だって良く寝てたから。久しぶりだよ、翔兄さんのあんな穏やかな寝顔見たの」
…あれ?
雅「何で?翔ちゃん潤と一緒じゃないと寝れないんでしょ?」
潤「確かにそうだけど、でも何時も眠りは浅いみたい。俺が身動ぐと必ず目を覚ますから」
え?そ、そうなの?そう言えば翔ちゃん、俺が起きてもまだ寝てるもんな…
そんな話をしている矢先に
翔「おはよう…」
翔ちゃんが起きてきた
潤「翔兄さんおはよう」
雅「あ、おはよう翔ちゃん」
翔「お、おはよう…き、昨日はありがとう…雅紀」
何故か翔ちゃんは顔を赤くしていた
雅「翔ちゃん、顔赤いけど大丈夫?もしかして熱が…」
翔「だだ、大丈夫!何でもないよ!お、俺顔洗ってくる!」
そう言って翔ちゃんは洗面台に走っていった
雅「…ど、どうしたの?翔ちゃん…って潤何で笑ってるの?」
潤「だ…だって翔兄さんさっき顔洗いに洗面台行ったんだよ?向こうに行くの見えたから…」
雅「へ?」
どういう事?
和「つまり照れ隠しでしょ?素直じゃありませんねー…翔兄さん」
潤「あ、和おはよう」
照れ隠しって…え?