第91章 甘い罠には気を付けろ!?
雅「ただいまー!」
智「おーお帰り」
潤「雅紀兄さんお疲れ様」
依頼で出ていた雅紀兄さんが帰った途端、キッチンに顔を入れクンクンと匂いを嗅いでいた
雅「お!カレーの匂いだ!」
潤「ちょうど出来たから食べようか」
雅「…あれ?翔ちゃんは?」
キッチンに入って辺りを見回し、翔兄さんが居ない事に気が付いて訊ねてきた
和「依頼です。松兄から」
松兄の名前を出した途端、雅紀兄さんは怪訝そうな顔をした
雅「…まさかまた…?」
潤「うん、また女装してパーティーに同伴していった」
雅「またーーー!?良いの智兄!ってか何で智兄が行かないの!?」
智「んー?何か松兄が俺はダメだってさ」
雅「何で?」
和「きっと智兄さんを他の男性に見せたくないんでしょ?」
俺がそう言うと雅紀兄さんは
雅「俺だって翔ちゃんを他の男になんて見せたくないよ!!女装した翔ちゃんメチャクチャ可愛いんだから!!」
…出たよ、親バカならぬ兄(翔)バカが…
潤「大丈夫だよ雅紀兄さん。さっき松岡さんからもうすぐ終わるって連絡あったから」
和「と言う事なんで先に食べましょうか。翔兄さんは向こうで食べてくるみたいですし」
雅「んー…」
智「じゃあいただきます!」
ようやく落ち着いて全員が席につき夕飯を食べ出した
雅「あ、このカレー旨い!」
智「お、ホントだ」
潤「ホント?実は高柳さんから貰ったチョコが入ってるんだ」
それを聞いた智兄さんと雅紀兄さんの手が止まった
雅「…そ、それって大丈夫?」
潤「うん、俺貰ってすぐに食べたけど何ともないよ」
智「…なら良いけど…」
…保証はないけどね