第87章 望まぬ指令(2)
~翔side~
智「…え?ジイチャンに会いに行く!?」
翔「うん…会って真意を確かめたいんだ…」
翌日思い悩んだ結果、俺は大野会長直々に会って話を聞きたいと智くんに言った
雅「ど、どうしたの翔ちゃん突然…」
翔「ヤッパリどう考えても納得がいかない…潤はともかく、俺が候補になるのはおかしいよ」
潤「俺もだよ!俺の母さんは会長から結婚を反対されたんだよ?その息子を後継者候補なんて…納得出来ない!」
智「翔くんも潤も…それに見会うだけの実力があるって事では納得出来ない?」
翔「実力を認めてもらったのは正直嬉しいよ。でも会長は俺が孤児である事…それに男娼していた事を知ってて尚後継者候補にと言ってきた…どう考えても大野グループにとって何のメリットもないのに…それが納得出来ないんだ」
俺の言葉に智くんは少し考えこみ
智「…わかった。それで翔くんの気がすむなら…」
翔「智くん…ありがとう」
智「ただし、俺も行くよ。ジイチャンはアポがないと会えないから」
潤「俺も行く!」
ヤッパリ潤も納得がいかないからか、自分も行くと言ってきた
和「潤くん」
潤「俺も会長の真意を聞きたい…それに俺まだ一度もお会いしたことないから、お礼がしたいってずっと思ってたから」
あ…そっか…
翔「そういえば潤はまだ会ったことなかったんだな…」
和「え?翔兄さんは会った事あるんですか?」
翔「?一度大野の籍から外してもらうようお願いしに直接…」
智・雅・和「えーーー!?」
な、何でそんなに驚いてんだ!?