第67章 プロポーズ大作戦！（２）

～翔side～

雅「今日のお見合い、ぶち壊そうか？」

お見合い当日の朝、雅紀から突然の提案がきた

翔「ぶち壊すって…どうやって…？」

雅「この間、俺の時に使った手は？」

もしかして美咲さんの時のか？

翔「…お前…智くんが女性を孕ませたって会長の前で言うつもりか？」

潤「確実に智兄さんの心証が悪くなるね」

和「だいたい、誰が彼女役をするんですか？私が女装していったって、間違いなくバレますよ」

雅「うっ…み、皆して言わなくても…」

和「誰か一人でも同じ事を三回言うだけですよ」

…雅紀の作戦は却下されたけど…

翔「…でも、破談させるっていうのはありだよな」

和「まぁ…そうですけど、どうやってですか？」

翔「んー…」

そこが問題なんだよな…

雅「相手の女性の彼氏とかは？」

潤「この間みたいに、異姓関係にだらしない人なら効果あるかもしれないけど…」

和「お嬢様だと難しそうですね」

翔「女性にあの作戦は可哀想だろ。変な噂がたつかもしれないし」

和「それに、その方法だと一番困るのは他ならぬ雅紀兄さんですよ？」

雅「何で？」

あ、コイツ気づいてない！(怒)

和「…その彼氏役を出来るのは、この中では翔兄さんだけですよ？」

雅「え！？な、何で！？」

潤「だって、雅紀兄さんと和は確実に嘘とバレるし、俺だと見合い会場のレストランのスタッフに顔が知られてるから、バレる可能性の方が高いよ」

雅「あーーー！ダメ！この作戦絶対ダメ！！」

…ちゃんと考えて提案しろよ…