第6章 新しい仕事(開店)
~翔side~
潤「お待たせー」
雅「待ってました!」
智「腹へったー」
翔「潤、悪いな。お前も疲れてるのに…」
潤「大丈夫だよ。はい、翔兄さん」
翔「ありが…」
潤が作ってくれた料理、それは…
翔「オムライス…」
潤「うん、俺決めてたんだ。一人前になったらまず最初に翔兄さんにオムライスを作る…って」
翔「だからお前、あの日以来オムライス作らなかったのか?」
潤「俺がここまでこれたのもみんな翔兄さんのおかげだよ。ありがとう、翔兄さん…」
翔「潤…」
俺の気がつかない間に潤はこんなに成長していたんだ…
和「冷めない内に食べましょう。翔兄さん」
翔「…うん…」
潤「…どう?」
翔「…すごく…美味しいよ」
潤「良かった…」
潤の作ったオムライスは、お世辞抜きで本当に美味しかった…けど、流れ落ちた涙のせいか少ししょっぱい味がした…