第26章 大野家の奮闘記
智「ふぁー…疲れたー…」
翔「お疲れ様」
俺らは三人が寝ついた後、コーヒーを飲みながら一息ついた
智「子育てって大変だなー」
翔「ホントだね、親の偉大さがよく解るよ。雅紀と和也は子供の頃はどうだったの?」
智「雅紀はあのまんまだな…和也は昔はもう少し子供っぽかったなー。潤は?」
翔「昔は甘えん坊だったよ…よく俺の後を着いてきてた」
やっぱ今と違うな…
翔「ねぇ智くん、今日は皆で並んで寝ない?」
智「いいな、川の字になって」
翔「ふふっ、五人だけどね」
俺達はチビ三人を間にして並んで寝た
たまにはこういうのもいいな…
翌朝、眼が覚めたら三人とも元に戻っていた…ホッとしたと同時に、何か少し寂しい感じがした(後で聞いたんだけど、翔くんも同じ気持ちだったらしい)
和「ご迷惑おかけしました」
智「もう怪しい物食べるなよ」
<カランカラン>
ザ「潤ちゃん!やっぱり帰ってたザマスね!酷いザマス!帰ったら連絡してって言ってたのに!!」
あ…忘れてた…
潤「すみません高柳さん…実は頂いたケーキを食べたら具合が悪くなってしまって…せっかく高柳さんから頂いたのに、申し訳なかったので連絡しないでって僕が言ったんです…」
ザ「そ…そうだったザマスか?ごめんなさいザマスね。潤ちゃん、そんな事気にしなくて良いザマスよ」
潤「はい、ありがとうございます」
ザマスの奥さんは機嫌よく帰っていった…潤…扱いが上手いな…
雅「潤…怒れば良かったのに…」
潤「んー…確かに偉い目にあったけど、正直楽しかったってのもあったからね」
和「…確かにそうですね」
雅「まぁね」
どうやら、皆同じだったようだ…
俺達の奮闘記は終ったけど、貴重な一日でもあった