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黒執事:短編

第6章 ずっと見ていました。


好きな人が出来ました。

私は重い病気でずっと寝たきりだった。
毎日毎日、私は窓の外を見る生活。

ある日、何時ものように窓の外を見ていたら、黒い服の人が目に止まった。
その人は小さな男の子の後を歩いていて、 沢山の荷物を持っていた。

カッコイイなぁーと思ったその人は、あっという間に見えなくなってしまった。
残念…。
私が普通の生活が出来ていたら、あんな人と恋をしたいな…なんて我ながらバカな考えをしたもんだ。

それから数日。
また彼を見た。
今度は1人で片手に荷物を持って、メモを見ながら歩いていた。
またあっという間に見えなくなった。

それから1週間ほど、毎日彼を見かけた。
窓から一瞬だけ見える彼。
その姿を見るだけで、私の胸はときめいた。
また明日も見れるといいな、そう思いながら私は毎日眠りについた。

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