【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】
第1章 体力勝負(木兎光太郎/sharing.)
木兎さんとお付き合いする事になったけど。
元々、一緒に暮らしていたから傍にいる時間は長かったし、あんまり実感はない。
普通に帰って、晩御飯を食べて。
テレビを見ながら雑談…いや、木兎さんが1人でマシンガントークを放って。
その後も、普通に風呂に入って、寝る…予定だった。
「りらちゃん。一緒に寝ようぜ?」
部屋に戻ってベッドに潜り込んだ時に、勢いよく部屋に入ってきた木兎さん。
こちらの返事も聞かずに、布団を捲って中へ入ってくる。
「おー。りらちゃん、あったけー。」
「風呂上がりですから。」
もそもそと、布団の中で動いて、体の下に腕を回して抱き締めてきた。
「シャンプーの匂い、すんな。」
「風呂上がりですから。」
顔を近付けて、髪を嗅いでくる。
恥ずかしくて、同じ言葉を返すしか出来ない。
「なぁ…りらちゃん。」
今までの、ふざけた変態みたいな行動から一変した、低い声が聞こえた。
目が、ギラついているのが分かる。
「いーだろ?」
何が、なんて聞く前に、シャツの裾から手が入って、お腹に直接触れた。
いきなり、こんな事をされているのに嫌悪感が無いのは、木兎さんの事が好きだから。
恋人同士のセックスは、経験がないから、全て任せてしまおうと思った。