第42章 〜42〜番外編①
とある日。
私が朝餉を食べに食事場へ入ると、普段よりどこか騒がしい気がした。
皆が何となく浮かれている様な不思議な雰囲気を感じながら席に付いた。
(なんだろ……皆楽しそう……)
周りの雰囲気に多少圧倒されていると、お珠さんが食事を運んで来てくれた。
「様、おはようございます」
「あ、おはようございます」
「どうぞ」
「ありがとうございます」
私がお礼を言うと、お珠さんはふわりと笑った。
「ご一緒しても?」
「もちろんどうぞ」
「ふふ、ありがとう」
お珠さんと朝餉を食べながら、さっき感じた疑問を聞いてみる。