第33章 我慢
大「手伝うよ」
櫻「ありがとう 助かります」
ぎゅっ
櫻「ははっ!早いよ!手持っちゃってるし」
《放送翌日楽屋にて》
ガチャッ
大櫻「「おはよ~」」
二松「「っ!」」
翔くんと一緒に楽屋に入るとニノと松潤が目を見開いて驚いてる…その横には苦笑してる相葉ちゃん。
松潤がつかつかと俺たちの前に歩いてきた。
松「とうっ!」
大「うわっ!何すんだよ!」
折角翔くんと手繋いでたのに松潤の手刀で切り離された。
二「はぁ~、『何すんだよ』じゃないんですよ…何してんですか貴方は…」
大「何って、翔くんと手繋いでるだけだろ?」
松「だから、それが問題なんだろ!」
大「え~?なんでぇ?」
二「あのねぇ、ふたりの関係バレたらどうするんですか…最近気緩め過ぎじゃないですか?」
大「そんなことないよ、今だってちゃんと周り見てから繋いだもん…それに楽屋の前に来てからだし」
松「今日は100歩譲ってそうだとしてもCM撮影の時手握ってただろ!」
大「えっ!なんで知ってるの?」
二「なんで知ってるのじゃないんですよ…昨日の朝の番組でしっかり全国放送されてますから」
相「急に出てきたからさ、ビックリして飲んでたコーヒー吹き出しそうになったよ」
松「吹き出しそうならまだいいわ!俺なんか思いっきり吹き出したかんな!」
二「その前も大分ニヤついてましたよね、おふたりさん」
櫻「だって…智くんが見つめるんだもん、照れちゃって💕」
頬をうっすらピンクに染める翔くん。
大「だって、翔くんが一所懸命掃除してたから可愛くて、ず~っと見てたいなぁって思っちゃったぁ💕」
櫻「え~、可愛いのは掃除してるときだけぇ?」
大「ううん、掃除してなくても可愛い~♪」
相二松「………」
二「いい加減にしなさいよ、おじさんがふたりして…」
櫻「お兄さんな」
急に低い声に変わった翔くん。そこ拘るよねぇ。
松「それにしても俺たちいないとやりたい放題だな」
二「ほんとに…バレたらどうするんですか?」
大「でもさ、スタッフさんたちも笑ってたよ?」
櫻「『さすが嵐さん仲いいですねぇ』って、ね?」
大「そうそう、だから大丈夫だよな」
櫻「うん♪」
二「もうこうなったらとことん『仲いい嵐』をアピールしますか…」
大「『仲いい嵐』?」