第33章 我慢
二「そうです、元々仲はいい方だと思いますけど、さすがにあなた方ふたり程ではないでしょ?だけど今度からは周りから怪しまれないようにメンバーみんなに同じようにしてください」
大「同じようにって?」
松「手繋いだり、見つめあって微笑みあったり?」
大「えー!やだよー!」
二「こちらだって嫌ですよ…でもしょうがないでしょ?ふたりのことがバレたら大変なことになるんだから」
大「だって、翔くんも俺以外の誰かとそうするってことだろ?」
二「もちろん、そうなりますね」
大「ヤダヤダヤダ!ぜーったい嫌だぁー!」
松「だったら外ではもう少し抑えろよ、少なくとも俺たちがしても大丈夫なくらいのことまでにするとか」
大「お前たちが翔くんにしていいこと?
相「肩組むとかは?」
大「松潤はヤダ、ニノと相葉ちゃんならいいかな…」
松「何の差だよ!」
大「え~、なんか松潤って男相手でもいけそうだから」
松「……」
二「潤くん!そこはちゃんと否定してください!じゃないと話がややこしくなる」
松「あ、わりぃ…考えた事なかったから…俺男でもいけんのかなって…」
大「ほらぁ~!松潤は翔くんとふたりきりになっちゃ駄目ね」
松「翔くんになんて手出さないわ!」
櫻「ひど~い、松潤…」
翔くんの瞳が潤み出した。
大「おい松潤っ!翔くん泣かせるな!」
松「ごめん翔くん、ってなんで俺が謝んだよ!元はと言えばリーダーが悪いんだろうが!」
大「人のせいにすんなよ!」
二「全部あなたのせいでしょうよ…」
大「え、そうなの!?」
二「そうなの?じゃないんですよ…あなたの我慢が足りないからこう言う話しになったんでしょうが」
大「う~ん、だって翔くんのこと見たらつい…」
相「翔ちゃんが目に入ると我慢できないんだよね」
大「あ、そうか、翔くんを視界に入れなきゃいいんだ」
二「一緒にいる時にそんな事出来るんですか?」
大「出来るよ、翔くんおいで」
ソファに座ると腿を叩いた。
大「翔くんここ座ってて?」
櫻「こう?」
大「で、腕は首に巻き付けて頭は肩の上ね?」
櫻「これでいい?」
大「うん💕これでどう?」
相二松「……」
相「確かに視界には入ってないけど」
松「全く意味ないな」
二「これ以上ないってくらい密着しといて我慢も何もないんですけど…」
おわり