第28章 病気
二「は?『それが何か?』ってなんですか、そのせいで翔さんが泣いてるんでしょ」
櫻「もういいよ、ニノ…智くんはもう俺のことなんて…」
そう言って涙を流す翔くん。
二「あ~、もう泣かないで?翔さん」
翔くんの涙を拭ぐうニノ。
櫻「ニノ~っ」
翔くんがニノに抱きついた。
大「なんで?翔くん、泣くときは俺の胸しか駄目って言ったでしょ」
ニノから翔くんを剥がしとり自分の腕のなかに収めた。
二「だから!あなたのせいなんですってば、そこを解決しなさいよ」
相「そうだよ、翔ちゃんのこと考えなかったの?」
大「え?友達はいないって言ったけど恋人がいないなんて言ってないじゃん、俺、翔くんさえいてくれればいいし…ひとりがいいっていうより翔くんひとりでいいだな」
櫻「智くん///💕」
翔くんの腕が俺を抱きしめる。
松「分かりづらいわっ‼」
大「ん~、そっかぁ…ごめんね?翔くん」
二「じゃあ、病んでるってどういう意味ですか?」
大「あ~、それ?だってマジで翔くんとふたりきりで誰もいないところに行きたいって思ってぇ、俺の心は翔くんに侵されてんなぁって💕」
相二松「………」
松「確かに病的だよ…」
相「え?なんの病気なの?大ちゃん」
二「翔さん病でしょ?楽屋の外で抱きつくなんてありえませんから」
大「だって!翔くんがニノに犯されそうになってるんだよ?」
松「は?何言ってんだよ…ニノが翔くんのこと襲うわけないじゃん」
二「完璧な翔さん病ですね…翔さんのこととなると冷静な判断が出来なくなる」
相「翔ちゃん病ってどうすれば治るかなぁ?」
松「一生治らねぇんじゃねぇの?翔くんと別れれば治るかもな」
大「だったら治らなくていい…翔くんと一生一緒に居たいもん」
櫻「智く~ん💕」
目を潤ませて俺を見る翔くん…あ~、なんて可愛いんだ!
相「いいんじゃない?…ふたりの幸せそうな姿見ると安心するし」
二「しょうがないですね…楽屋の中だけだったら多少のいちゃいちゃも許しましょ」
大「翔くん、皆の許可でたよ?チュウしよ💕」
櫻「っ///💕」
松「おい!多少って言っただろ!」
大「え?チュウは多少でしょ?」
二「調子に乗りすぎです…いい加減にしないとあなた用の外鍵付き楽屋用意しますよ」
おわり