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楽屋のナイショ噺 《気象系BL 短編》

第28章 病気


石「ひとりが楽ですか?」

大「まぁ、ここまでいないとね…」

石「誰も居ないところ行きたいって言ってました」

大「病んでる…」


〈楽屋にて〉

ガチャッ

相「あれ?大ちゃんひとり?」

大「うん、まだ誰も戻ってきてないよ」

翔くんと帰って来ようと思ったのに翔くんの姿が見当たらなかったからひとりで戻ってきたんだよなぁ。

相「そうなんだ、ニノと翔ちゃんは戻ってると思ったのに」

大「え?なんで?」

相「ふたりでスタジオ出ていくの見たから」

大「マジで?なんで戻って来ないんだろ?」

相「なんか翔ちゃん深刻そうな顔してたよ?ニノに肩抱かれてたし」

大「はぁ⁉」

なんでニノが?

ガチャッ

松「お疲れ~」

大「松潤、翔くん見なかった?」

松「翔くん?ニノと居たけど?」

大「どこっ⁉」

松「自販機のとこ」

バタンッ!

松「え?リーダー?どうしたの?」

相「ニノが翔ちゃんの肩抱いてたよって言ったからかな?」

松「あ~、そりゃ不味いな」

相「やっぱり?」

松「たとえニノでも肩抱いてちゃアウトだろ?」

ガチャッ

二「もう~、何やってるんですか!」

ニノに腕を掴まれ引きずられるようにして楽屋に戻ってきた。その後ろを俯いた翔くんが付いてくる。

松「どうした?」

二「この人廊下でいきなり翔さんに抱きついたんです」

大「だって相葉ちゃんがニノが翔くんのこと抱いてたって言うから!」

二「ちょっと肩に触っただけでしょ、大袈裟な…大体ねぇ、元はと言えばあなたのせいですよ?翔さんが泣いてるの」

相「え?翔ちゃん泣いてたの?」

二「えぇ、もう大野さんと一緒に居られないって」

大「なんでっ⁉」

二「何でじゃないでしょ、あなたVTRの中でなんて言ってました?」

大「…俺、なんて言ってた?」

なんか変なこと言ったかなぁ…

松「知るかっ!」

二「はぁ~、ともだちいなくてひとりがいいみたいなこと言ったでしょ、しかも病んでるなんて…」

大「ああ~っ、で、それが何か?」
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