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楽屋のナイショ噺 《気象系BL 短編》

第22章 恋敵?3


小「ふ~ん、翔くんって可愛いんだねぇ、ヤキモチ妬いちゃってんだ~」

小栗くんが翔くんに近づいてきた。

小「元々顔は可愛い顔してるもんねぇ…」

そう言うと翔くんの顎に手を添えて上を向かせた。

櫻「なに?小栗くん?」

松「おい、旬何やってんだよ」

小「翔くんのイメージがさぁ、今までと変わっちゃった…」

小栗くんは翔くんに向かって『ふっ』っと笑うとそのまま翔くんの顔に近づこうとするから慌てて翔くんの腕を引っ張った。

大「なにしてんだよ!」

翔くんを腕の中に閉じ込めた。

小「いや、翔くんが可愛いからつい」

大「『つい』で俺の翔くんに手出すなよ!」

小「ごめん、そうだね、『つい』じゃ翔くんに失礼だ」

翔くんに微笑むと

小「翔くん、愛してる。大野くん止めて俺と付き合わない?」

はぁ?何言ってんの?

櫻「ありがと、小栗くん」

翔くんも微笑み返してる。

大「なに言ってんの!翔くん!」

櫻「だって本気じゃなければいいんでしょ?」

翔くんは俺の腕の中でプイッと顔を背けた。

大「ダメだよ!冗談でも翔くんは俺以外の愛を受け入れちゃダメなの!」

櫻「俺だって智くんに同じことを思ってるよ
それなのに…」

翔くんが泣き出しそうな瞳で俺を見た。

大「ごめん、翔くん!俺が悪かった!
もう2度と誰からの告白も受けないから!」

翔くんを抱きしめる手に力を込めた。

櫻「智く~ん」

翔くんが俺を抱きしめ返してくれた。

小「なるほどねぇ、潤が言ってたのこれかぁ」

松「…お前わざとか、さすがに今日はお前がいるから押さえてるみたいだけど…
いつもはもっと凄いんだからな」

小「え?あれよりも?」

翔くんとおでこを合わせて微笑みあった。

大「翔くんほんとにごめんねぇ
俺は翔くん以外の人の愛なんて要らないんだよ❤」

櫻「俺も智くん以外の愛なんていらない
今日は智くんの愛で俺のこと満たしてね」

大「もちろん!一晩かけて満たしちゃうよ~♪」

櫻「やだぁ❤」

松小「………」

松「…いや、いつもと一緒だ…
もう誰がいても関係ないんだな、あのふたりには…」


おわり

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