第22章 恋敵?3
小栗「大野くん、愛してます」
大「ありがと」
櫻「…受け入れた」
《楽屋にて》
櫻「今までお世話になりました」
翔くんがソファーの上で正座して俺に向かって頭を下げた。
大「え?え?なに?どういうこと?」
そう言うと翔くんは頭を上げてニッコリと笑った。
櫻「小栗くんの愛の告白受け入れたよね?
もう俺必要ないでしょ」
大「えっ?冗談だよね?」
櫻「何が冗談?俺は本気だけど?」
大「何で?翔くんだって今まで何回もコクられてんじゃん」
櫻「でも『ありがとう』なんて笑顔で答えたことないよ」
大「それはそうだけど…」
櫻「と言うことで、小栗くんとお幸せに…」
立ち上がった翔くんの腕を慌てて掴まえた。
大「ちょっと待ってよ
だって小栗くん奥さんいるじゃん
あっちだって本気で言ってないよ」
櫻「…ふ~ん、本気じゃなければ愛の告白受け入れていいんだぁ
よ~く分かったよ、じゃあ俺もこれからそうしよ」
大「それはダメでしょ!」
櫻「なんでだよ?おかしいだろ智くんだけ許されるなんて」
ガチャッ
松「あ~ぁ、やっぱり揉めてた」
小「ごめん、大野くん、翔くん」
松潤が小栗くんを連れて楽屋に入って来た。