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楽屋のナイショ噺 《気象系BL 短編》

第19章 ヒミツ


ガチャ

大「いや~、凄かった~」

櫻「やめてよ、同じところから出てくるの」

大「なんで?」

櫻「同じ部屋から出てきたら在らぬ疑い生むでしょ?」

大「それにしても凄かった~」

櫻「……」


《楽屋にて》

櫻「酷い、智くん!」

翔くんが涙目で俺を責める。

やりすぎたかなぁ…

でも嬉しくてつい。

ガチャ

二「どうしたんです?」

櫻「ニノ〰」

翔くんがニノに抱きついた。

大「あ、こら!翔くん!駄目でしょ!」

櫻「智くんが悪いんじゃん!」

大「いいから、こっち来なさい!」

ニノから引き離して腕の中に抱きしめた。

二「なにかあったんですか?」

櫻「……」

翔くんは顔を赤くして俯いちゃった。

まぁ、翔くんからは説明しづらいよな~。

大「いや、今日のオープニングトークで翔くんと同じ部屋から出て『凄かった~!』って言ったんだけど…」

二「えっ?カメラの前でそんなこと言ったんですか?」

ニノに驚かれた。

大「だってほんとに翔くんめっちゃ凄かったんだもん!」

櫻「さ、さとしくんっ!」

二「ほぉほぉ、おふたりついに!」

ニノが興味津々に聞いてきた。

大「うん!」

櫻「智くん止めてってば」

大「いいじゃん、ニノにしか話せないんだもん」

俺と翔くんの仲を知ってるのはニノだけなんだから翔くんの可愛さ話せるのニノしかいないじゃん。

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