• テキストサイズ

楽屋のナイショ噺 《気象系BL 短編》

第12章 始まり


櫻「全身全霊~♪」

大松「君の涙~♪」

櫻「~someday!♪」

……チュッ!

松「っ⁉///」

櫻「………」


《楽屋にて》

櫻「………」

最近翔ちゃんのリーダーを見る目が明らかに変わってきた。

と言っても気が付いてるのは俺くらいだろうけど。

もう何年も前からリーダーは翔ちゃんのことが好きなんだ。

でも優等生で常識人の翔ちゃんに気持ちを伝えることが出来ないでいる。

見かねた俺はリーダーに協力することにした。

だって俺が思うに翔ちゃんもリーダーのことが好きだから。リーダーには言ってないけどね。

ただ、あの人の場合、頭で考え過ぎてて自分で認めようとしない…というか、もしかすると今、抱いている気持ちが何なのか理解できないでいるのかも知れない。

頭が良すぎるのも問題だね。

だから、長い時間を掛けて翔ちゃんの常識の壁を少しずつ崩してきた。

それがやっと成果をあげてきたんだけど、最後の決め手がない…

そろそろリーダーに動いて貰おうと思った矢先にあの人にしては意外な行動をしたんだ。

狙ってやったんじゃないんだろうけど、翔ちゃんにはかなりの効果があったみたいだ。

二「…翔ちゃん?」

櫻「………」

二「翔ちゃん!」

櫻「えっ?あ、何?ニノ?」
/ 121ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp