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楽屋のナイショ噺 《気象系BL 短編》

第35章 告白


松「じゃあなに、リーダーの勝手な妄想?」

大「誰が妄想だ!翔くん昨日テレビで言ったよね?『結婚考えよ』って」

二「ちょっと待ってください…そのセリフ私も確かに聞きましたよ?でもそれってドラマのワンシーンですよね?」

相「俺も見た…翔ちゃんが彼女に自分の気持ち告白するシーンだ」

松「ドラマのセリフだろ?なんでリーダーが間に受けてんだよ」

大「え?そうなの?」

二「『そうなの?』ってなんで逆に自分の事だと思ったんですか」

大「だって翔くんが『さと』って言ったんだもん…」

相「翔ちゃんいつも『智くん』って呼んでるよね?なんで『さと』で自分だと思ったの?」

松「確かに智にも『さと』は入るけどさぁ、普段呼ばれてる呼ばれかたの方がしっくり来るだろ」

大「翔くん本気の時は『さと』って呼ぶから」

二「本気の時?」

松「俺たち聞いたことないぞ『さと』なんて呼んだとこ」

相「何に本気になるの?大ちゃんと翔ちゃんって何か勝負でもしてるの?」

大「うん、毎回翔くん抱くときは真剣勝負」
 
櫻「///💕」

相二松「………」

松「さ、仕事仕事」

二「今日のメイクは私からでしたね」

相「違うよ!俺だろ?」

二「こんなアホらしい話聞いてられますか…先に行かせて貰います」

相「狡いよニノ!」

なんだよ、三人して急に話逸らしやがって!

大「お前ら少しは真面目に聞けよ」

松「今の話をどうやって真面目に聞けばいいんだよ」

二「おふたりの夜の生活を聞く気は無いですよ」

大「そこじゃなくて結婚の話!」

二「それも実際無理な話でしょうよ」

大「え?そうなの?翔くん俺たち結婚出来ないの?」

なんだよ…昨日から嬉しくて翔くんに会うの楽しみにしてたのに…

櫻「智くん、入籍は出来ないよ…」

翔くんの顔も悲しそうに歪んだ…

櫻「でもね、入籍は出来なくても智くんとずっと一緒に居たいと思ってるよ?だから、いつか落ち着いたら智くんからして貰いたいな、プロポーズ…」

大「しょおく~ん💕」

恥ずかしそうに笑う翔くんに思いっきり抱きついた。

相二松「……」

松「さ、仕事仕事…」

二「さ、メイクメイク…」

相「あっ!狡いぞニノ」

大「翔くんいつか必ずプロポーズするからねぇ💕」

櫻「うんっ💕」


おわり
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