第35章 告白
鳴「何があってもサトへの気持ちは変わらないとおもうし…」
<翌日の楽屋にて>
相「なんか今日の大ちゃん、そわそわしてない?」
松「ん?そうか?翔くんが前の仕事で遅れてるからじゃない?」
二「ほんとにねぇ…前の仕事が押すくらい珍しくないでしょうに」
ふんっ!確かに仕事が押すなんて珍しいことじゃないよ!でもさ、今日は特別なんだから!
ガチャ
櫻「ごめん、皆…遅くなった」
相「大丈夫だよ、翔ちゃん」
二「そうですよ…そんなの翔さんの責任じゃないんですから」
松「でも、リーダーは待ちかねてたみたいだよ?」
翔くんは俺のところに小走りで来るとニコッと笑った。
櫻「ごめんね?智くん…待たせちゃって」
大「ううん、いいんだよ…翔くんが無事に来てくれただけで」
翔くんの両手を握るとうっすらと頬をピンクに染める翔くん。
松「おい、おっさん…なに手なんか握ってんだよ」
誰がおっさんだ!…いつもだったらここで言い返すとこだけど今日はそんなことどうでもいいんだ!
翔くんの手を握ったまま翔くんに問いかける。
大「ねぇ翔くん、俺に何か言うことない?」
櫻「智くんに?さっき謝ったよね?」
大「そんなことはどうでもいいんだよ、もっとずーっと大切な話あんるんじゃないの?」
櫻「ん~?なんだろ?思い付かないんだけど、俺何か忘れてる?」
大「えぇ⁉ほんとにわからないの?」
なんで?なんであんな大切な話忘れちゃうんだよ…
櫻「うん…ごめん、わからない」
翔くんが本気で困った顔をした。
大「ひどいよ、翔くん…俺の気持ち弄んだの?」
相「何?翔ちゃん、大ちゃんとのこと遊びだったの?」
松「まぁ、仕方ないんじゃないか?なんだかんだで面倒くさくなったんだろ?」
大「そんなぁ、しょおく~ん…」
櫻「そんなことないから智くん…ねぇ、俺何を忘れてるの?そんな大事なこと忘れちゃってる?もしそうならごめんね?」
大「翔くん…俺にプロポーズしてくれたのに…」
相二松「えっ⁉」
相「翔ちゃん、プロポーズしたの?」
二「翔さん…翔さんらしくないですよ?少し冷静に考えましょ?」
櫻「え、ちょっと待ってよ…俺プロポーズなんてしてないよ?」
相二松「………は?」