第78章 決別の時
★桜ストーリー★
でも言ってみる価値はあるかも知れない…
私はクヨクヨするのはらしくない!
それなら当たって砕けよう!!
リビングで本を読んでいる退さん。
桜
「退!!話があるんだけど今良い?」
山崎
「うん。良いよ。」
桜
「私の事…愛してる?」
先ずは直球で聞く
山崎
「うん、好きだよ。」
(好きなんて聞いてないよ!愛してるか聞いたのに!!)
ま、いっか……本題本題!!
桜
「今の退の奥さんはみわさんじゃない、私だよ。
毎月月命日にお墓参りをしたり、プレゼントしてもらったラケットで素振りするの見るの辛いんだ…やめて欲しいの。」
山崎
「……そっか…ごめんね…桜の気持ちに気付かなくって……」
少し驚きながら答えてくれた退。
こういう所…凄く好き。
桜
「ごめんね……」
山崎
「ううん。俺こそ桜の気持ちに気付けなくてごめん…
これからは墓参り…お盆以外は行かないようにするし、
ラケットも使わないようにするね」
そこには、
私の提案を素直に受け入れる退さんがいる。
桜
「ありがとう。じゃあ…わたし、明日も早いから寝るね。」
山崎
「おやすみ。」
桜
「おやすみなさい。」