第74章 あの夜の屋根裏
★ジミーストーリー★
みわ
「あの…わたしお酒は……」
伊東
「こういう時は少しでも飲まないといけないよ。」
伊東は例の徳利の酒をみわちゃんにのませた。
仕事とはいえ俺は冷酷だ。
死んでしまうかも知れない…毒が入れられた酒を飲むのを
黙って見ているだけなんだから。
いくらイボさんに佐藤さんを守って欲しいとお願いしたところで、
俺自身守れてない。
嫌になる。
みわ
「ゴクッ…….」
一口飲んだ佐藤さん。
暫くすると徐々に様子がおかしくなっていき……
伊東
「どうしたんですか?」
伊東の胸に倒れた。
俺はいつでもみわさんを助けられるように、
体制を整える。
伊東
「君のような美しい妻がいれば…俺の人生は更に申し分ないものになるだろうね…」
そう言うと伊東は佐藤さんを布団の上に寝かせた。
(何をする気だ?)