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真選組監察方山崎退と女中のラブストーリー

第6章 騒





★ジミーストーリー★



突如、

嬉しいハプニングが起きた。

俺に扶養家族が出来た。…偽りだけど。

俺より少し年下で弱々しいけど可愛らしい妻が…






患者真正面
「山ちゃん串刺しになったんだって?

看護師のカヨちゃんから聞いたよ!

よく死ななかったねぇ。」






あれから2週間…

容態が安定したので大部屋へ移されいる。





山崎
「あはは…しぶといですよね俺。」




(確かに深手だった…

急所を外されなかったら今頃…(汗))




真正面の爺ちゃんが、

感心しながら俺に話しかけてきた。





患者右側
「痛そうじゃのぉ……」



右の爺ちゃんは小刻みに震えながら

俺を褒める




山崎
「今はそうでもないんですよ、あはは…」







患者左側
「…奥さんはまだかのぉ……リンゴをあーんして欲しいんだが……」




(ったく!みわさんを何だと思ってるんだよ!)




左の爺さんは、

佐藤がお気に入りで1時間に1回は呼びつけて話し相手や雑用を頼んでくる。





山崎
「…今、洗濯いってるんで、じきに戻ってくると思いますよ。」







(こうしている間に…屯所は…真選組はどうなっているんだろうか…)




動けない、働けない焦りを感じる。





昨日、佐藤さんのケータイに副長から連絡が入ったそうだ。

伊東も含め伊東派の隊士を粛清したこと…

事後処理も順調に進んでいること……

隊士が少なくなって困っていること…

忙しくて見舞いにいけないこと…





(こんな時に俺…なにやってんだろ……)






真正面
「おい、兄ちゃん、そんな暗い顔してどうした?

具合、悪いんか?カヨちゃん呼ぶか?」





山崎
「あ…いぇ……その仕事が心配で……」




左側
「仕事なんぞ、糞食らえ!!!奥さんを食らえ!!!」



山崎
「ちょっ!!ちょっと!アンタ!何言ってんの!!?」






右側
「ゆけ…お若いの……ゆくのじゃ………

ここは…この年寄りに任せて………ゆけーーー!!」





山崎
「任せるって何を!?そんな留守番みたいに…」


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