第65章 嘘よ
★田中ストーリー★
母
「剣斗の母です!!素敵な方がいるとは薄っすらと聞いていたんですけどね、まさか子供まで出来ていたなんて知らなくて……」
父
「お義父さんと呼んでよいぞ!もう君は…私の娘同然…」
妹
「お兄ちゃんにこんな素敵なお嫁さんがいて…可愛い姪っ子と甥っ子がいたなんて……我が家へようこそーーッ!」
(やべっ、家族に嘘ついたのバレる!!)
俺は恐る恐るみわの方をみた。
相変わらずニコニコしている。
みわ
「ふふっ」
(多分俺が嘘ついて家族を騙してる事に気付いているのに……
庇ってくれてる。
やっぱりみわは……)
母
「抱かせてくれるかしら。」
みわ
「はい!」
みわは繋を母さんに渡した。
母
「あら〜、頬っぺがプニプニで可愛いわねぇ!!
顔だって悪くないわね!!イケメンよ!!この子イケメンになるわよ!」
琴
「兄ちゃんに似なくてみわさんに似て良かったね!!
ほんとっ!可愛い可愛い!!」
父
「いやみわさんにも似ているが、
私にも似ているぞ!!」
みわ
「ふふっ…」
田中
「つうか、俺に似なくて良かったねってなんだよ。」
琴
「そのまんまだよ!!」
母
「結ちゃんも貸してごらん!」
田中
「あ、ああ。」
結も母さんに渡す。
結
「エヘエヘ」
母
「そうなの〜、結ちゃんなの〜、ばあばですよぉ〜」
父
「やっぱり私に似て綺麗な女子になりそうだな…」
琴
「うわぁ〜、可愛い!!」
田中
「皆!!ちょっと!結も繋も初めての場所で緊張しっぱなしだから、
ほら床に置いて自由にしてあげてよ。」
母
「それもそうね…」
結と繋を畳みの上におく
_(┐「ε:)_(…エヘエヘ…)_(:3 」∠)_
母
「……あんな可愛い子達がいるのにまだ籍を入れないのかい?」
(嘘を吐いた時から覚悟してたけどやっぱりこれきた!)