第63章 泣かぬから泣かせてみたよ
あれから1週間…
私はそれなりに充実した日々を過ごしていた。
みわ
「結〜、繋〜!おいでぇ〜〜!!」
広い居間で遊んでいる2人を
10時のおやつが用意された赤ちゃん用のテーブルに誘う。
結
「あぅ!」
繋
「あぶっ!」
見事なハイハイのフォームでやってくる。
みわ
「速い速い!!凄いねぇ〜〜」
今日の2人のオヤツは赤ちゃん煎餅。
最近は離乳食も食れるようになってきている。
結
「エヘエヘ…」
みわ
「結ちゃん!1番だねっ!」
繋
「エーーーン!」
みわ
「繋、頑張れ〜!!あともうちょっとだよ〜」
先に来た結を抱っこしながら繋を待つ。
繋
「エーーーンエーーーン!!」
だけど諦めてしまい座って泣き始めてしまった。
みわ
「頑張ったねぇ〜」
結を赤ちゃん椅子に座らせ繋を抱き上げる。
繋
「エーーーンエーーーン」
みわ
「よしよし…いいこねぇ……ほらぁ〜◯パンマンが泣かないでって……」
繋のスタイの◯パンマンを見せる
(そう言えば…退パンマン…子供達喜んでたなぁ….…)
繋
「あぶぅー」
みわ
「よしよし…いいこいいこ……結と一緒に赤ちゃん煎餅食べようねぇ〜」
繋も赤ちゃん椅子に座らて
白くて柔らかいお煎餅1枚を半分に割って小さなお手手に握らせてあげる。
結
「エヘエヘ…」
繋
「あじゅ…」
噛むというより舐めて楽しんでいる。
みわ
「可愛いねぇ〜」
"バタバタバタバタ"
(´⊙ω⊙`)
そんな和やかなひと時を邪魔するように
何故かシバタを抱えたピンク色の髪の毛をしたくノ一と、
男の忍びが乗り込んできた。
(´⊙ω⊙`)
くノ一
「その子達をいただくわ!!」
みわ
「だ、だめ!!!」
私達は赤ちゃん煎餅に夢中な2人を庇うように2人の前に立つ。