第62章 後の祭りの後の祭り
★ジミーストーリー★
俺は今、
"元嫁"と久しぶりに甘味屋で会っている。
山崎
「……元気にしてた?」
みわ
「うん(._.)」
山崎
「それは良かった……うん本当に…」
みわちゃんは俺と目を合わせずに、
窓越しに表通りを見ている。
心ここに在らず…そんな感じ。
本物の離婚届は沖田隊長が預かっているということで、
今日の話し合い次第では直ぐに提出すると屯所で言われた。
山崎
「言いたい事があったら、
何でも言っていいよ!!ほら退なんて嫌い!!とかさ(笑)」
なんとなく戯けてみせた
みわ
「……いつから私を嫌いだったの?
一緒に居たのに全然気付かなくて……」
山崎
「そ、それは違う!俺はみわちゃんが嫌いになんてなってない!
あれは勝手に書かれたんだ。
俺は離婚届も…あの手紙みも書いてない!」
みわ
「…」
(信じてない!!もうどうだって良いみたいな顔してるよ!!
どうする?俺!!)
山崎
「俺はみわちゃんを裏切るような事は何にもしてないよ!
ただ…なんと言うか権力に負けたと言うか……」
みわ
「……権力に負けるくらいの存在なら
一緒に居る意味は無いんじゃないかな……」
(ヤバイ!!焦って墓穴掘った!!!
でも自分の気持ちを言わないと!嘘ついたって仕方ない!!)
山崎
「正直に言うと……真選組は俺にとって大切でそっちを優先させたんだ…」
みわ
「……」
山崎
「ごめん。」
みわ
「…わかりました」
山崎
「良かった!!分かってくれて……」
みわ
「…別れましょう」