第58章 2Lの女②
そこには銀髪でロン毛のウイッグと、犬耳みたいな猫耳みたいな耳をつけている吉村がいた。
山崎
「なんだよ!!そのド派手なコスプレみたいなの!!!!」
吉村
「これはコスプレではない。変装だ。」
あの生真面目な吉村が堂々とそんな事を言うなんて……
俺はなんか帰りたくなってきた。
桜
「ほら、先輩も伊達眼鏡つけましょうよ。」
山崎
「…つけたところで吉村の変装には及ばないけどね(笑)」
"カチャ"
もう何もかもがどうでも良くなって眼鏡をつける俺。
桜
「あー!やっぱり似合いますねぇ〜!!」
菜乃花
「きゃあー❤️山崎先輩かっこいいデス!!
たとえ偽りの夫婦だとしても菜乃花嬉しいですぅ〜」
((((;゚Д゚)))))))
"ドンッ!バコッ!!ドスッ!!"
菜乃花が俺に戯れてくる。
戯れていると思っているのは菜乃花だけで
俺は野生のゴリラの前では無力な人間のようにズタズタにされている
桜
「……先輩可哀想……」
吉村
「……ほんとそれな……」
帰りたい帰りたい帰りたいみわちゃんに逢いたい……