第49章 歩こう歩こうシバタだけ元気〜
しばらく歩いていると、
ある草から離れなくなった。
シバタ
「フンフンフンフン…」
(なに?別にいたって普通の草がなんで気になんのさ…)
山崎
「ほら〜行くぞ〜」
少しリードを引っ張っても
後ろ足で器用に踏ん張って動かない。
(なんだよ〜、なにがそんなに気にな………
まてよ!!この1つの事にここまで執着して匂いを嗅ぎ続ける姿……
それはまるで……)
山崎
「犬と飼い主って似るんだっけ…(-_-)」
なんか必死なシバタの後ろ姿を見ながら
なんだか切なくなってくる……