第44章 ・・・ちゃんの大冒険
今日は退さんに結と繋をお願いして、
久しぶりに1人で街に買い物に来ています。
みわ
「何買おっかなぁ…着物も欲しいし……化粧品も良いなぁ…….」
いろいろのんびりしながら歩いている。
"ドンッ!"
よそ見をしていたせいか男の人とぶつかってしまった。
みわ
「す、すみません!!」
私は直ぐに頭を下げて謝った。
?
「キミも大丈夫〜?」
(あ…良かった…怒ってないみたい……)
私はゆっくり頭を上げた
とそこには、
顔には包帯がグルグルに巻かれていて、
全身隠れるようなコートを着て傘をさしている男の人が立っていた。
みわ
「!」
?
「気をつけて歩かないと〜殺されちゃうよ〜」
目は笑っているけど怖い事をサラッと言った。
みわ
「あ…」
?
「ん?どうかした〜?」
包帯を巻いている頭に血が滲んでいるのに気が付いた
みわ
「あの、頭から血が…」
?
「あ〜、これ?さっき撃たれた時のやつかな?」
(う、撃たれた!?)
みわ
「それは大変ですね!あの…もし良かったら間に合うか分からないんですけど…」
私は白いハンカチを男に渡した。
?
「?」
みわ
「それで血、拭いてください…」
?
「へぇ〜、キミ優しいんだね。
必要ないけど貰っとくよ。」
そう言うと男は何処かへ行った。
(必要ないって…大丈夫かな?あの頭の怪我……)