第5章 休
2人で話し合った結果
まだ山崎さんも行った事がない"大江戸スカイチュリー"を見に行く事にした。
山崎
「佐藤さん車道側危ないよ、ほら場所変わろ。」
さっと車道側と交換してくれる山崎さんは、
天井で口をパクパクさせるだけで助けてくれなかった人とは思えない。
みわ
「山崎さん…あの……」
山崎
「ん?」
みわ
「どうして…昨日…じゃない今日…助けてくれなかったんですか…」
山崎
「……な、なんのこと?」
((´⊙ω⊙`))
白をきる山崎さん。
みわ
「………」
少し怒って見せる
山崎
「…もし…佐藤さんを傷つけるような事をしちゃったのなら謝るよ。ごめん。」
山崎さんは私の目を見ながらそう言ってきた。
……なんとなく意味を含んでいるような目…
これ以上問い詰めては駄目な気がした。
みわ
「………分かりました…」
山崎
「………そうだ!お詫びに、俺オススメの甘味屋でご馳走するよ!
ちょうど大江戸スカイチュリーにも近いし。
佐藤さん甘いもの好き?」
みわ
「す、…好きです!大好きです!!」
山崎
「よしっ、じゃあ少し寄り道していこ。」
みわ
「はい!」
肩を並べて歩く…
山崎さんの横顔を見る……
全ての事に胸がギュッとなる。
でもこの気持ちに気付いたら…いけない。
臭いもの…ちが、美しいものには布を被せて見えないようにしておこう。