第41章 伊達眼鏡 上
★ジミーストーリー★
俺は泣く子も黙る武装警察真選組の監察方山崎退。
今日は桜の初潜入捜査の補助役として、
和菓子屋"それがしは"に来ている。
桜
「やりましたねー、先輩!!2人で面接に受かるなんて奇跡ですよね!」
和菓子屋初潜入日の朝、
2人仲良く向かっていると桜の不自然さに気付く。
山崎
「あのさ…すっごく気になってる事きいても良い?」
桜
「なんですかー?」
山崎
「なんで頭にそんなデカイだんご作ってきたのさ。」
桜
「あ、これですかー?和菓子って言ったら団子じゃんって事で…
いつもより大きく作ってみましたー。」
大袈裟かもしれないけど、
サッカーボール大の大きさのお団子だ。
山崎
「ちょっとさー!!お前、潜入捜査なめてんだろ!!?
いかにその場に溶け込めるかとかマジで重要なんだよ!!?
なんなの!そのボール!どうやって作ったんだよ!!」
桜
「もー、先輩朝から煩いですよー。
だいたい?先輩ってジミーだからって、
なんの変装もしないっておかしくないですか!?
もし先輩の知り合いが"それがしは"に居たらどうするつもりですか!!?」
(…た、確かに。なんだよ正論かよ!)
桜
「仕方ないですね!私の……これ、貸してあげます。」
黒縁の伊達眼鏡を差し出される。