第40章 反抗
★ジミーストーリー★
吐き出すように
俺への不満などを漏らしたみわ
厠からすすり泣く声が聞こえる。
どうしてここまで追い詰めたのか理由は分かってる…
大人気ないけれど嫉妬だ。
こんなジミーな俺を好きになってくれて…
可愛い家族まで産んでくれて…
何から何まで文句ひとつ言わないでやってくれて…
だから、
過剰に俺以外の男に反応してしまう。
山崎
「みわ、出ておいで。」
ドアの向こうのみわちゃんに話しかける。
山崎
「嫌いでも良いから出ておいで。」
返事もないし、
泣き声もしない。
山崎
「みわちゃん?みわ〜?」
なんか中からガシャガシャ聞こえる。
みわ
「ちょっと待って〜、気になっちゃって…」
山崎
「へ???気になっちゃって…何が気になっちゃったのさ?」
(今のこの状況よりも気になる事…緊急事態か!?)
"ガシャガシャガシャガシャ"
"ジャー”
"カチャ…"
みわ
「おまたせぇ〜」
山崎
「あ…」
みわ
「ちょっと便器の汚れが気になっちゃって…
ごめんね、手、洗ってくるねー」
何事も無かったかのように手を洗いにいくみわちゃん
どうやらトイレ掃除をしていたらしい。