第40章 反抗
みわ
「それも…そうですね。
分かりましたリビングで寝ます。」
私は素直に布団を出る
山崎
「……そういうとこ嫌い。
頑固っていうかなんていうか……」
みわ
「そうですか…それなら私はどうしたら良いんですか?」
山崎
「どうしたらって…た、田中と一緒になれば!?
田中なら俺より佐藤さんを大切にしてくれそうだし…」
みわ
「…そうですね。」
山崎
「そう言えばラケット!!…質屋に売ってきたから。」
みわ
「え…」
山崎
「欲しい物は…自分で買う主義なんだよね…」
みわ
「…」
山崎
「そうそう、もう指輪だって必要ないよね?」
山崎さんは私の左指の薬指からリングを外した
みわ
「…」
山崎
「…」
みわ
「……」
山崎
「なんで…なんで何にも言わないの」
みわ
「やっぱり中途半端な関係はいけないですね…
支度をしたら出て行きます…」
それだけ言うと私は、
寝室を出た。